『去年の冬、君と別れ』を見た(ネタバレを含む)

全く興味もなかったし、調べもしなかったが工くんが出てると聞いたので見に行った。

前知識がなかったので何の話かも知らなかったが、それが良かったように思う。

大いにネタバレをするので一応畳む。けど見た人しかわからないレベルの感想になる。

 

 さて、まず登場人物。

芸能人の顔を全然覚えられないので、工くんしか判別がつかない僕。

主人公が眼鏡を外したり、ヒロインが髪形を変えるだけで別人が出てきたのかと思って大変だった。

いやまあそれはいいんだけど。

 

始まって即、泣いてる女性。

この人、眼が見えない演技なのだろうか、本当にそういう人なのだろうか。

点字ってああやって打つんだね。昔点字打つボランティアに興味があったのを思い出したよ。

後々出てくるけど、点字図書ってあんないっぱいあるもんなのかな。みたことないけど。

何泣いてんだろうな~と思ったらも、燃えてる……。

死を予感して遺書を書いたのかな?

と思ってみてたら工くんが呆けて見てる……。

工くんのサイコパス顔怖いんだよ。……好きだ。

して、第2章の始まり。

いやいや、1章もなかったが?と思わせるのがもう罠にハマっている。ということには気付かず。

主人公とヒロインの登場。夏。夏かあ、今冬「君と別れ」になるなら結構時間が経つ話なんだなあ。

結婚式の準備をするも、仲たがいしてしまう2人。絶対工くんに彼女殺されるやつだ!

最初の火災の事件を追い、様々な人に話を聞く主人公。そして明かされる工くんの過去。親がいない/親による暴力が原因でのサイコパス化はもうお腹いっぱいだよぉ~。

物に執着するとかしないとか、他人のものを欲しがるとかなんとか。いるいる、そういう人。

工くん家の門がすごい~~~。ハイテク。

しかも自由に家出入りしていいとか。

てゆーか最初の事件の現場は工くんの家ではないの?そんな規模ではなかったってことなのかな。住み続けるんですねえ……。リフォームしたのかな。人が死んでんねんで!

そしてついに邂逅する工くんと彼女。ああ~もうだめだぁ~。おいおい、死ぬわあいつ。

そんな予感がありながら彼女に冷たくし続ける主人公。おいおいおい、死ぬわあいつ。守ってやれ。大っぴらに店で喧嘩しやがって。工くんが見てるぞ。

んで彼女も工くんについていくんかい。馬鹿女だね~~~。

はあ~~~~、ミステリは好きだけど映像で人が死ぬのは見れないんだよォ~、勘弁しちくり~~~と思ったら。

燃えてる~!!もう炭化してる~~~~~~!!!!!

そんな高火力なの!?ろうそくの火でェ!?

しかも大人しく椅子に座ってるの~!?手は縛られたにしても足が動いたら椅子ごと逃げれるだろ。

無能警察「ご確認ください……」

主人公「彼女のものです」

それだけ?焼死体は歯型で照合するんじゃないのか。彼女(後でわかるが)引きこもりのあまり長いこと歯科にかかってなかったのか。サイコパス姉貴はかかってなさそう。

サイコパス姉貴と持ち込み先の編集者、繋がってるのかよ。サイコパス姉貴セックスドラッグ中毒だし。こえー。

彼女に被害が出た以上もう引き下がれないのだろうが主人公も死んでしまうのでは?とハラハラ。

 

 

ここからのどんでん返しがサイコーに好みだった。

何故第二章からの始まりだったのか。

主人公も人に劣らず頭おかしくて、執着して、やり遂げたね。

最後、君と別れた怪物は死んじゃうんじゃないかなあと思った。多分、最初からそのつもりだったんだろう。

あんな本が出た以上主人公もどうしようもないし。

 

この原作者の話がこんな話ばっかならちょっと読んでみたい。

今京極の陰摩羅鬼の瑕を読んでいるので、そのあとくらいで。

いや~、久しぶりに普通の映画見たけど面白くて良かった。